2016年07月21日

体感でしょ

今日は事務所でセッせと図面描き。
レッドシダー外壁のカッコイイ家。
お披露目したいんですが
まだもうちょい詰める所があるので
それが決まってからということで。お楽しみに。

さて、日差しピーカンかと思えば
ザーッと夕立。かなり降りましたね。
当然その後は涼しくなるわけもなく蒸し暑い夜です。
気温も30度オーバーの日が続いていますが
そもそも
実際の体感温度は気温だけに作用されていないことをご存知でしょうか?
人間が熱を感じるのは輻射熱と気温と湿度の3つの要素で
暑い、寒い、快適であると感じています。
輻射熱の典型は太陽です。
同じ気温でも木陰と太陽が照りつける場所とでは
体感的な暑さは全く異なります。
同じことが熱源の多いキッチンなどでも他の部屋よりも暑く感じます。
また、
日中のアスファルトの表面温度は
気温よりも高い55℃〜60℃くらい
日が暮れて夜のコンクリートも35℃前後
サイディングなどの外壁も同じこと
全く気づかない部分でも多くの『物』が輻射熱を出しています。
そのため、日が暮れて気温は下がっているはずなのに暑く感じるのです。
これは太陽だけではない街の様々な場所で起きている輻射熱が原因です。

人が暑い、寒いと感じる要素は
輻射熱が4割、気温が3割、湿度が2割とも言われているようです。
ちなみに日本で今一番流行っている断熱材
グラスウールは
たった3割程度の気温に対する材料で
半分以上は全く体感に関係ない材料とも言えます。

機械に頼らない快適な空間を作るのに
大事なのはまず体感です。

towa1666 at 21:08│Comments(0)TrackBack(0) 家づくり入門 

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